過酷な車載環境で信頼できる静電容量センシング

※本プレスリリースは、2025年9月18日にオーストリア・プレムシュテッテンおよびドイツ・ミュンヘンで発表したプレスリリースの抄訳版です。車載電子機器において、信頼性は重要な設計基準となります。自動車において、静電容量センサは、タッチベースのドアハンドルから、ジェスチャーコントロールによるトランク開閉、車内のヒューマンマシンインターフェイス要素まで、車内外で広く使用されています。しかし、既存ソリューションの多くが、雨や氷、湿気、車の洗浄中など、現実の環境下で苦闘しています。これらの環境要因は、パフォーマンスにばらつきを生じ、検証作業をより困難にしています。


ams OSRAMのAS8580は、I/Q復調をベースとする堅牢な静電容量センシングのアプローチでこれらの課題に対処しており、測定した容量を寄生抵抗と容量に分離することを可能にしています。この測定原理により、高感度を維持しながら、環境の影響に対するレジリエンスがを強化したAS8580は、自動車の外装と内装に適した選択肢となります。


1.9 fF/LSBの感度を提供するAS8580は、タッチと近接の正確な検知を実現し、オーバーヘッドコンソールやダッシュボードの従来型タッチボタンから近接センサまで、幅広いユースケースをサポートします。温度ドリフトが少ないため、さまざまな条件にわたって安定したパフォーマンスを確約し、低消費電力のスリープモード(20 µAまで抑制)は電力効率に優れたシステム設計を支援します。AS8580は、ISO 26262規格、ASIL B(Automotive Safety Integrity Level B)の安全要件、さらにAEC-Q100のグレード1区分に準拠しており、安全性が重要なシステムへの搭載に適しています。これは、センサがシステムの挙動とユーザーエクスペリエンスに直接的な影響を与える車載用途において、特に重要です。


開発者は、標準SPIインターフェイスを介してAS8580を簡単に組み込むことができ、マイクロコントローラーに依存しないため、さまざまなプラットフォームで柔軟に使用することができます。これにより、システム設計が簡素化され、拡張性の高いアーキテクチャがサポートされます。車載環境において、センサは幅広い条件下で一貫した動作が要求されます。濡れているとトランク開閉が応答しないなど、外部センシング機能に障害が生じると、機能性とユーザーの信頼の両方が損なわれることになります。電子技術者にとって、堅牢なセンサ性能を確約することは、技術仕様を満たすためだけでなく、現場返品を減少し、システムレベルのデバッグを最小限にするために極めて重要です。


「自動車の外装用に設計する際、最悪のシナリオを基準と想定する必要があります。AS8580は、統合プロセスを複雑にすることなく、水や氷、極端な気温などに晒されても安定性を維持できるシステムの構築に役立ちます」と、ams OSRAMの静電容量センシング担当製品マネージャー、Jouni Riihimäkiは語っています。


AS8580は車載要件を念頭に開発されたものですが、その機能は他の業界にも活用できます。車載アプリケーションとしては、ハンズオン検出、人の存在検出、液面レベル、品質モニタリングなどが想定されます。さらに、その高感度と堅牢なパフォーマンスにより、キッチンのボタンレス式コンロ操作やスマートビルのアクセスシステムなど、コンシューマー向けや産業環境における近接およびタッチベースのコントロールインターフェイスにも適しています。


AS8580は、幅広いユースケースにわたり信頼性と柔軟性、効率性に優れた静電容量センシングソリューションを提供します。


AS8580の詳細情報は、当社ウェブサイトをご覧ください。

 

ams OSRAMについて

ams OSRAM Group(SIX:AMS)は、インテリジェントセンサとエミッタのグローバルリーダーです。照明にインテリジェント性を持たせてイノベーションに情熱を注ぐことで、私たちは人々の生活を豊かにします。

合計して110年以上の歴史を持ち、センサと照明テクノロジーでグローバルな産業能力を提供可能な想像力、深い技術的専門知識、企業力を中核としています。当社は、自動車、産業、医療、コンシューマー市場のお客様が競争力を維持することを可能にするイノベーションを創出し、環境負荷の軽減を行う一方で、健康、安全、利便性の面で生活の質を向上させるイノベーションの推進を行っています。

世界中の約20,000人の従業員は、センシング、イルミネーション、ビジュアライゼーションの分野でイノベーションを起こし、運転をより安全に、医療診断をより正確に、そして日々のコミュニケーションをより豊かにしています。その業務は画期的なアプリケーションのための技術を生み出しており、これは15,000件以上の特許の取得・出願に反映されています。また、オーストリアのプレムシュテッテン/グラーツに本社を置き、ドイツ・ミュンヘンに共同の本社を設置しています。そしてグループは2023年に36億ユーロの収益を達成しており、ams-OSRAM AGは、スイス証券取引所に上場しています(ISIN:AT0000A18XM4)。

詳細情報はこちらをご覧ください:https://ams-osram.com/ja

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